マンゴー・ワインを醸造

2011/08/05 1:11 に Yuji MIURA が投稿   [ 2011/08/11 20:57 に更新しました ]
ニジェールには良質なマンゴーが豊富にある。タイやフィリピン、そしてグアムも有名であるが、個人的に品質は世界一と思っている。日本の生産者の方には申し訳なのだが、沖縄や宮崎のマンゴーに負けていないほど。

さて今回、このニジェール産マンゴーを用いて、ワイン醸造を試みた。およその手順は後述のとおりである。

尚、日本では一般人のワイン作りが法律違反(酒税法第54条により10年以下の懲役又は100万円以下の罰金)となるので、日本在住の方は真似しないで欲しい。因みに、日本以外の先進国では酒作りは合法となっている。ニジェールでも、もちろん合法である。
  1. 以下道具等を熱湯消毒し乾かす。
    • 包丁
    • まな板
    • ブレンダー
    • ゴムベラ(写真は木ベラで代用)
    • ボウル(写真はタッパーで代用)
    • 発酵容器(大型ボトルが望ましい)
    • 逆流防止弁(通販で購入)
  2. 完熟マンゴーを洗い、皮を剥いて種を取り除く。
  3. 包丁で果肉を大雑把に砕き、ボールに入れる。
  4. ブレンダーで果肉をペース状にする。
  5. 酵母(ドライ・イーストで代用)を混ぜ、発酵容器に移す。
    ※糖度が足りない時は加糖する。
  6. 発酵が止むまで冷暗所に保管する(約5日間)。
    ※毎日2回、朝晩にそれぞれ滅菌したゴムベラで中身をかきまぜる。
  7. 以下道具を熱湯で滅菌する。
    • 漉し布(木綿豆腐用が丁度良い)
    • 漏斗
    • 空ボトル
    • コルク栓
    • コルク栓挿入工具(通販で購入)
  8. 漉し布で果汁から繊維を取り除く。
    ※マンゴーはウルシ科の為かぶれやすい。果汁の接触は手の平のみに止め、顔や手首に不着しない様に最新の注意を払い、かつ手早くやる。
  9. 漏斗を使い果汁をボトルに詰める。
  10. 工具を使ってコルク栓を挿入する。
  11. シーリングを被せ、ヤカンの蒸気を使って密閉する。
写真中央オレンジと赤のボトルは、記念すべき試作第1号。発酵ガスに果汁が押し上げられ、1日目の晩に弁のノズルを詰まらせてしまった。

こちらは大型のボトルに替えて発酵を行った試作第2号。前回の反省を活かしたつもりであったが、発酵が盛んな2日目、またしてもノズルが詰まってしまった。おそるべき発酵力。繊維を多く含んでいる為、果汁はおよそ3倍に膨らむ。そこで、試作第3号以降は、密閉性の高い大型タッパーで発酵を行うことになる。

試作品にラベルをつけてみた。フランスの高級銘柄「シャトー・マルゴー」をパクって「シャトー・マンゴー」に。手前味噌だが、味の方は格別だ。最後まで発酵した結果、香りはとてもフルーティー、それでいながら味はドライ・・・

今後はこの写真のニジェール人にマンゴー・ワイン作りを教える予定である。将来これがニジェールの輸出用特産品になることを願っている。そして外貨を稼ぎ、活動先がコンピューター機器の購入代金に充てることを祈る次第である。そこまでいかなくとも、少なくとも、寄贈された機器類の送料代ぐらい毎年継続的に黒字を出してもらいたい。

尚、彼はパン屋のオーナー。フランスで修行経験があり、腕は一流だ。修行時代、同僚に日本人がいて、とても親切にしてくれたらしいと聞く。それだからなのか、日本人というだけで私はとても可愛がってもらっている。ありがたいものだ。

因みに「AGAPE」のパンは超おいしい。たぶんニジェール一番、高級レストランに卸している程である。店頭ではこんなかわいいパンも販売している。
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