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BEP試験が始まる

2010/06/04 4:06 に Yuji MIURA が投稿   [ 2010/06/09 1:09 に更新しました ]
カルマハロ技術訓練校は首都圏の全学生が一同に集まる試験会場になっている。ここでBEPの試験が始まった。BEPとは学位「Brevet d’Etudes Professionnelles」の略。学歴を重視するニジェール社会にあっては、とても大切な試験である。それだけに気合の入れ様は並大抵のモノではない。例えば、準備。教師達は休みを返上して、試験の準備にあたった。また、停電に備えて大型発電機を借りて来たり。試験当日に至っては、ライフルを装備した警察官が2名派遣され、試験の立会いに来た。試験問題は写真のとおり、シーリングワックスで封印(右写真)されており、お役人が大切そうに教室に持ち込んで来た。

さて、本日はパソコン操作の試験。正直内容は易しい。それでもパソコンに触る機会の乏しい学生にとっては、かなりハードルが高いようである。ある男子生徒から声が上がった。QWERTY配列のキーボードに混乱している様である。フランス語圏はAZERTY配列が一般的であり、彼にとって初めて見る代物らしい。暫くすると、別の女子生徒が泣き出してしまった。マウスしか操作したことが無いのに、初めてノートパソコンに触れ、マウスパッドの操作ができないことが理由らしい。

パソコンが足りないので、試験は3つのグループに分かれて実施する。時間差をおいて3回転。しかし生徒同士が試験情報を流しては公平性が保てないので、試験問題も若干内容を変えて3種類用意する。これもあるい意味不公平な様だが、機材が不足しているニジェールでは、こんな具合で試験が行われるのである。
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